磁性体ナノ粒子の超常磁性と磁気秩序(間宮 広明)

ナノメートルサイズで行われる超高密度磁気記録が磁石の磁極の向きを用いて1 ビットを記録する半世紀前の方式を革新できないことからもわかるように、ナノテクノロジーへの期待が高まる現在においても、我々はナノメートルサイズの磁石(磁性体ナノ粒子)の特質を十分に理解しているわけではない。そこで、本研究では以下の構成により磁性体ナノ粒子の特徴的性質について検討を進める。

第1章 緒言
第2章 試料の準備 −均一なナノ粒子−
第3章 実験方法 −平衡状態の推定と検証−
第4章 単独の磁性体ナノ粒子の古典論的性質 −孤立粒子における超常磁性−
第5章 単独の磁性体ナノ粒子の量子論的性質 −巨視的量子トンネル現象 −
第6章 磁性体ナノ粒子の集団的性質 −ランダムに配位した系におけるスピングラス的秩序−
第7章 磁性体ナノ粒子の集団的性質 −位置の自由度を伴う系における相転移−
第8章 結言

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